大人の家庭菜園(R)

家庭菜園が趣味の人のブログです。日々の家庭菜園の取り組みの記録や気づきをまとめていきます。

防虫だけじゃない!ブロッコリーのネットの意外な効果

ネットを使ったブロッコリーのトンネル栽培

ネットを使ったブロッコリーのトンネル栽培

我が家ではブロッコリーをネットで栽培しています。
当初ネットはモンシロチョウ対策でした。
ですが、虫よけ以外の思わぬ効果があったのでご紹介したいと思います。

 

効果1:雑草が抑えられる

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草が出にくくなるのは意外な効果でした。
ネットは薄くて水や日光を通しますが、草が生えなくなるマルチとは別物です。
理由としては、ネットを張ってることにより種があまり飛んでこないのではないでしょうか。
また、ブロッコリー特有の事情で、成長するにつれて葉が大変大きくなります。
そのため、ブロッコリーの葉で日陰ができて、生えた雑草があまり成長できないと考えられます。

 

効果2:保湿効果

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ネットに守られているので水分の蒸発を防ぐことができます。
ネットの中は暖かく湿度が保たれていました。
苗を植え付けてから始めの一週間ほどしか水をやっていませんが特に問題はありませんでした。
元々潅水を嫌う野菜なので、水のあげすぎはよくありません。
苗の定植時に水をあげすぎると良くないのです。
ネットの保湿効果のおかげで、土が常に湿り、しかも非常に柔らかい状態が続いていました。
おかげで除草も楽でした。

 

効果3:葉が広がりにくくなる

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ブロッコリーは葉が大きくなります。
縦横無尽に拡大していくので場所をとります。
ネットに守られていると、なかなか外側に出ることができません。
よほどぎゅうぎゅう詰めに定植しない限り、ある程度はネット内に葉をとどめることができます。

 

効果4防虫対策

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もちろん虫が入らないというのも特徴です。
令和元年は57本の苗を植えたのですが、一本もモンシロチョウにやられることはありませんでした。
前年度はかなり虫の被害に遭いました。
葉っぱが一本もなくなってしまった苗もありました。
しかし、ネット運用を始めてからはモンシロチョウ被害が食い止められています。

 

注意!地中に潜む虫には効果はない

メリットのほうが多いブロッコリーのトンネル運用ですが、デメリットもあります。
もともと地中にいた虫には効果がないことです。
この年の食害は地中に潜むヨトウムシの幼虫がメインでした。
しかも、ネットがヨトウムシも保護してしまう結果になります。
ネットがなければ、捕食者がヨトウムシを見つけて食べてくれます。

ヨトウムシ

ヨトウムシ
※ヨトウムシは夜行性。日中は土の中にいるので見つけにくい。
上記写真は、収穫時にたまたまブロッコリーの蕾の中にいたもの。
 
まとめ

ネットには当初予定していた防虫効果以外にもたくさんの効果があることがわかりました。
無農薬でブロッコリーを育てる際は是非ネットを張りましょう。